生活のコラム

北海道は1年中美味しい食材の宝庫！と言われていますが、北海道の名産品として欠かせない食べ物といえば「夕張メロン」。
もう少しで夕張メロンの季節がやってきます。
この時期の贈り物として野菜やフルーツなどはとても人気で、夕張メロンも高級フルーツのひとつとして北の大地から全国各地に旅立っています。
そんな夕張メロンの美味しさを存分に堪能する方法を知りたい…！
今回は、夕張メロンの産地である、北海道夕張市の夕張市農協のスタッフさんに直接インタビュー。夕張メロンの保存の仕方・食べごろの見分け方などを教えてくださいました。

目次
●夕張メロンとは、特徴は？
●山々の中にある自然豊かなまち、夕張市
●夕張メロンを購入したらまずするべき事
●夕張市農協スタッフさん直伝！美味しい食べ方

●夕張メロンとは、特徴は？
北海道夕張市を産地とする赤肉メロン、夕張市農業協同組合の商標登録です。
品種名は「夕張キング」といい、まさにメロンの王様です。
スパイシーカンタロープを父に、アールスフェボリットを母に持つ一代交配種である為、夕張メロンからとった種を植えても同じメロンにはなりません。
オレンジ色のみずみずしい果肉は、繊維質が少なくジューシーでなめらかな舌触り、糖度は10度以上もあります。
大切に育て上げてきたブランドを守るために、生産者から選ばれた検査員の厳しい品質検査を受け、合格したものだけが「夕張メロン」のラベルを貼られて全国各地へと出荷されていきます。
この時に基準を満たさなかったものは加工品となります。弊社で販売している夕張メロンゼリーもこの加工品行となった夕張メロンを使用しておりますが、味や香りなどは合格したものと変わらず、さらにはこういった加工品になることがフードロス削減にもなっているのです。

●山々の中にある自然豊かなまち、夕張市
北海道中部の空知地方に位置し、かつては国内有数の炭鉱の町として有名でした。
山間に町がすっぽり入っていることから自然豊かな土地で、市の東側には山林が広がり、その山林から集落部に流れる川は南部で合流し、夕張川として渓谷を作りながら流れています。
夕張市農協スタッフさんがおすすめする夕張の観光スポットは「夕張滝の上自然公園」。またの名をアイヌ語で「ポンソウカムイコタン(神様の住む小さな滝のあるところ)」と言い、四季折々の自然が楽しめる渓谷の美しい公園です。滝の上という名前の通り、公園内には大きな滝があり、夕張川の浸食により地層がむき出しになっている大小様々な渓谷と滝の組み合わせが訪れる人を圧倒させます。
春には桜、秋には紅葉と四季に合わせ自然のベールをまとった迫力ある絶景が楽しめるのもポイントです。
そんな自然あふれる素敵な場所で、夕張メロンは育てられているのです。

●夕張メロンを購入したらまずするべき事
夕張メロンを知人からいただいた、または自分で購入したとき、なかなか食べることが出来ないブランドメロンなのだから“最高の状態で保存し最高の状態で食べたい”と思いますよね。
夕張メロンが届いたら、まず箱から取り出し状態をチェックするところから始めます。そこで追熟が必要かどうかの確認を行います。
夕張メロンの表面が黄色くなり、お尻の部分から夕張メロンの良い香りがしている場合はちょうど食べ頃なので必要ありませんが、表面が緑色でお尻の部分から香りがしない場合は追熟を行う必要があります。
追熟は直射日光の当たらない部屋で、季節にもよりますが1~2日程度置きます。
そうすることで甘さが増し、果肉も更にやわらかくなるのだそうです。
この時に冷蔵庫に入れてしまうと追熟されないので注意してくださいね。

●夕張市農協スタッフさん直伝！美味しい食べ方
食べ頃の夕張メロンをさあ実食！となったとき、そのまま食べるのももちろん美味しいですが、もっと夕張メロンを間近で見て・食べてきている夕張市農協のスタッフさんならどう食べるのか…、筆者がインタビューしたところ快く教えてくださいました。
夕張メロンを食べる際に必要になってくるのが、カット作業です。
まず半分にカットし、スプーンで種を取り除きます。そして通常は1/8カットで食べる事が多いですが、半分にカットしたまま豪華に食べるのがおすすめだそうです。
夕張メロンは、果肉がやわらかくフォークでは食べにくい為、スプーンを用意すると簡単にすくえて簡単にお召し上がりいただけます。
食べきれなかったカット後の夕張メロンは、しっかりラップをして2~3日以内に食べると美味しい状態の夕張メロンを楽しむことが出来ます。ここで注意が必要なのが、冷凍してしまうと、美味しくいただくことはできないので必ず冷蔵庫で保存しましょう。
ここまでの豆知識でもなかなか知ることができない貴重でボリューム満点でしたが、ここからは更に夕張メロンを楽しみたい方へ、裏技を教えていただきましたのでご紹介します。
メロンはヘタのある頭の部分とおしりの部分で甘さが若干異なります。おしりの甘みが頭よりも強いので、頭から順番に食べるとだんだんと深い甘みを感じることができ最後までより美味しくいただくことができるそう。この食べ方は筆者も知らなかったので今年の夏は試してみたいです。

★最後に、今回夕張メロンの初競りを控えた忙しい時期にご協力いただいた夕張市農協スタッフさんより、素敵なお言葉を頂きました。
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夕張メロンの初競りは、北海道の初夏の風物詩となっており、北海道の短い夏のスタートという意味でも重要な競りとなっております。株式会社北辰フーズ様とは、古くからお付き合いをさせていただいており、いち早く夕張メロンゼリーを開発していただいたことで、一年中夕張メロンを楽しめるようになりました。
まるで本物の夕張メロンを食べたと勘違いするようなゼリーであることが、多くの方に愛される理由だと思います。
これから夕張メロンの初出荷を迎えますが、愛情込めて作った夕張メロンと夕張メロンゼリーを今年もよろしくお願い致します。
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この度は夕張市農協さん、ご協力ありがとうございました。

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夕張メロンのJA夕張市 – 夕張市農業協同組合 (yubari-melon.or.jp)

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【公式】JA夕張市－夕張メロン－夕張市農業協同組合（@ja_yubari）さん / Twitter